うちには猫が2匹いる。ムギワラ猫と白黒のハチワレ猫。2匹はもう3年くらい一緒に住んでるけど、あまり仲がよくない。それでも出会った当初よりは、かなり相手を許容して過ごしているくらいの関係性。機嫌のいいときで、間に猫1匹分の距離感。
今日も先住のムギワラ猫がお気に入りの椅子でくつろいでいるところにハチワレがちょっかいを出していた。わたしの作業用に買った椅子なのに、8%くらいの面積しか使わせてくれないくらい気に入っている。これを書いている今も後ろに体をねじこんで、狭そうにしている。あったかい。ハチワレがずっとムギワラ猫を追いかけまわしてちょっかいを出し続けているので、少し落ち着かせようと別室へ隔離。
しばらくするとその部屋の前にムギワラ猫がじっと座っているのを見つけた。珍しく心配しているのかなと勝手にほっこり想像しながら、そろそろ落ち着いてるかと扉を開ける。ムギワラ猫はハチワレにそっと近付きパンチを繰り出して鼻息を荒くしていた。心配とかじゃなく、制裁の機会をうかがっていたらしい。そうなんだ。大人しくパンチされていたときのハチワレのくしゃっとした顔と半開きの口がなんとも言えない。
猫が不満に思っていること、もっと脳にダイレクトに伝わってくるくらいに科学が発展してほしすぎる。猫の記事なのに猫の写真がないのは書いてるのがわたしなので仕方ない。