可能性に執着して新しいことに挑戦できないままでいる話。
最近撮ったモノクロ写真をブログに載せたいと思いながら数日経ってしまった。わたしの家にあるのは小さなスキャナーで、読み込みスピードがかなりゆったりしている。そういえば前回もかなりスキャンに時間がかかったなぁと思い出したら億劫で動けなくなってしまっていた。エビフライは画像つきで投稿したから次からもそうしよう、と不要なルールにがんじがらめにされて三日坊主になるパターンが多い。もっと自由にしたい。
数日前に始めた過去の写真データの整理はまだ7%くらいしか進んでいない。見るだけで撮ったときの状況が鮮やかに思い浮かぶものだけ残すようにした。猫たちの写真はブレていても全て当時の気持ちごと思い出せてしまうので、まったく整理が進まない。このごちゃついたフォルダに更に今回印刷した写真を追加するのは、新たなバックアップ地獄の始まりという感じがする。早く一段落つきたい。スマホから見るとこのブログのロゴが変形してるね。何もかもが適当すぎかもしれない。
写真を印画紙に焼く前段階の、フィルムを現像する行為にずっと昔から憧れている。あまりにもかっこよすぎる。挑戦してみたいけど、最近は少しずつ撮れる写真のピントが合ってきて、明るさもちょうどいいのが増えてきた。もしかしたらこのフィルム、かなりいい写真が撮れているかもしれない。そう思うとなかなか踏み切れずにいる。被写体が猫たちということもあり、あの時のあの猫の表情はこのフィルムにしか残っていないと思うと、そのフィルムで練習する勇気が持てない。手順をうっかり間違えて全部感光させちゃう予感しかない。大胆な暮らしを得意としているわたしにはかなりハードルが高い。今だって、フィルムを巻き取る前にカバーを開けてしまうことがあるし。
こうして、もしかしたらいい写真が撮れてるかもしれないと不確かなものに捉えられて、もっと楽しいことを逃しているのかもしれないなと悩んでいる。撮った写真が全部ブレてた頃に始めてたらよかったと後悔してる。これからフィルム写真を始める人は現像にもすぐ手を出すのがおすすめです。いつか悩むのに疲れて現像を始める未来がくるといいな。