もしかして揚げ物って中強度の運動なのかな。
立派なエビフライのもとを手に入れたのでこれを機にデビューするぞと揚げ鍋を買った。物事を進める順番が逆のような気がする。調理器具はフライパンひとつに落ち着いたはずだったのに増やしてしまった。気持ちや決意があっという間に変わりすぎる。
吟味して選んだ小さな四角い揚げ鍋はとてもかわいい。コーティングされているはずなのに取扱説明書には油でお手入れが必要と記載されていて、インターネットを恨みそうになる。油でお手入れした鍋を保管って、むき出しで?キッチン周りの治安は守られるのかな。謎の虫発生イベントをこの世で3番目くらいに恐れている。次に使うときって洗って油とって乾かしてから使うのかな。酸化した油ってどれくらい体に悪いんだろう。よりよく生きるためのことが何もわからない。
初めての揚げ物なのでものすごく緊張してしまい、夕方くらいからそわそわした。ツイッターの皆さんが色々教えてくれて、少しずつ揚げ物について理解を深める。いつも本当にありがとうございます。油かなり使うんですね。もう虫の息です。
火事になる可能性があるのかと思うと本当に緊張してしまい、ずっと心拍数が120を超えていた。割りばしから泡じゅわじゅわ出てた。絶対に油を暴れさせてはならないので、エビをかなり優しく投入した。2分は触らないルールも守った。いつまで揚げ続けるのか全然わからなかったし、キツネ色ってどのレベルのキツネなんだろう。生焼けが怖すぎるし余熱システムは信じられない。何分揚げるのが正しいのか。エビフライの画像検索をするけど油の泡がすごすぎて見えない。揚げかすを取る道具が揚げ鍋にシンデレラフィットで、救いきれなかった焦げたパン粉がどんどんエビフライにあしらわれていく。大は小を兼ねる思考をそろそろ卒業したい。いい匂いがしてきて感動するけど、ドキドキしすぎてもう食欲がなかった。ジェットコースター待ちで並んでるときくらいの気持ち。普段から揚げ物をする人は本当にすごい。
かなりのカロリーを消費しつつエビフライは無事に完成して、揚げ物ビギナーは盛り付け方もわからず画像検索した。しっぽをキャベツにのせるんだね。逆にしてた。初エビフライをかわいく撮れたのでサムネイルにしました、見てください。食欲なかったのにサクサクでおいしかった。余熱を信じられなかったせいか、エビはちょっとムチッとしてた。
四角くてかわいい揚げ鍋は油跳ねがほとんどなくて優しかった。次はアジフライ。